お勧め観光地

ピラミッド

サッカラ

ルクソール

アブ・シンベル

ギザの3大ピラミッド

メンフィスの周りには 30基のピラミッドが発見されています。 初めは日干しレン ガを積み上げた台形状でした。そのあと階段ピラミッドや屈折 ピラミッド、 きれいな 四角錐ピラミッドに変わりました。 しかし、どのピラミッドからも王様のミイラは発見さ れていません。

古代エジプトでは「王様は神様」 と思われて、 王様たちは権力の証として、ピラミッド を建てました。王様は即位するとすぐに、多くの農民と職人にピラミッドづくりをさせま した。農民たちも、神様である主様のために一生懸命働きました。その証拠に、ピラミッ ドの石切り場にはこんな落書きがあります。

工事は毎年 7月~10月の4ヶ月間、ナイル川が増水する季節に行われました。 川幅が広がって、河岸からピラミッドまでの道が短くなるので、石を簡単に運ぶことがで ました。石の積み上げは流れ作業で行われました。農民や職人たちは、食事や家、服も もらいました。さらに、休みやお金ももらいました。ピラミッドづくりは、国の公共事業だ ったのです。

サッカラ

これは、紀元前2780年ごろに、ジュセル王のために、彼の右腕だったイムホテプという建築家で天文学者でもあった人が造りました。ピラミッドの入り口に柱廊があります。ここには、南エジプトの象徴であるハスの花の茎を束ねた形をかたどった柱が並んでいます。これらの柱は世界で一番古い石でできた柱です。

このピラミッドは、もともと赤い花崗岩でできたマスタバ (ベンチと言う意味)という平らにを石を積み上げたものでした。棺として最初に作られたマスタバは長方形でした。(90m×50m×8m) 王が出世したので、その後、マスタバの上に石灰岩の段を4段重ねてピラミッドにしました。ここからピラミッドが生まれました。ですから、これが世界で一番古いピラミッドなのです。ギザのピラミッドは中に埋葬屋がありますが、これはマスタバの上にマスタバを重ねて作ったものなので、中に空洞がありません。王様のミイラは一番下のマスタバの下 にあります。

そとの城壁はピラミッドの完成後に作られましたが、外からピラミッドが見えなくなったので更にピラミッドが建て増しされて、更に底辺も高さも大きくなりました。最後に階段が6段になったので壁の外からピラミッドが見えるようになりました。

いまのサイズは縦140メートル、横128メートルの長方形の基礎に、5段の階段が積み重なっています。篙さは59.65メートルです。

入り口は南と北に一ヶ所ずつあります。1960年代に南の入り口が発見されました。

そこからは赤色花崗岩の壁に彫られた壁画と、多くの埋葬品が発見されました。

セド祭

セド祭は、古代エジプトの2大祭りの一つでした。一つは上エジプトで行われてい たオペト祭というもので、もう一つがここで行われたセド祭です。東側にこの祭が行われた場所があります。ヘプセト神殿という神殿の跡です。

王様がまだ元気だと言うことを証明するために、30年に1回ここで体力テストが行われていました。中庭の八の字型の石の周りを4周走りました。

王様が高齢の時は、代わりに走ってくれる人がいたと言う説もあります。

北側

北側に、葬祭殿と河岸神殿があった場所がありました。今は葬祭殿の跡だけ残っています。

河岸神殿は、王様の遺体をミイラにするところで、川の近くに建てられました。葬祭神殿は王様をお墓に埋葬するための儀式をしたところで、お墓に近いところにあり ました。そこから参道を通ってお墓にミイラが運ばれました。

葬祭神殿の跡のところに、ジュセル王の座像がされた場所があります。これは複製品です、実際にここから発見された本物の座像はカイロ国立博物館にあります。

ジュセル王の座像が入っているところに二つの穴があいています。これの意味は3 つの説があります。一つは太陽信仰と関係があります。太陽の神様の光線が座像に 当たるようにと言うことです。もう一つの説は、そとのお供え物が見えるように

作ったという説、他の説では、オリオン座を見るためだとも言われています。

南側

入り口をまっすぐ進むと、階段がたくさんあります。階段を上ると、途中の左手に 大きな四角い穴が見えます。これは一説によると、王様のミイラを作ったときに 取り出した内臓を埋葬した穴だと言われています。他の説では、王様がこの北エジプトだけでなく南エジプトも制圧していたということを示すためにピラミッドの南側にも南エジプトのお墓として、この大きな穴を掘らせたという話もあります。

ルクソール

エジプト新王国時代、首都のテーベとして栄えたルクソール。ナイル川の西岸にはツタンカーメンを始め、歴代の王が眠る王家の谷や王妃の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿があり、今でも残る壁画の色鮮やかさに魅了されます。一方東岸には、圧巻の巨大建造物が見られるカルナック神殿やルクソール神殿などの遺跡が存在。ピラミッドだけではないエジプトの魅力を満喫したい、そんな旅行者には是非訪れてほしい場所がルクソールなのです

古代都市テーベの現在の姿・ルクソール

新王国時代に栄えたルクソール。王の権力を誇示するために巨大な神殿や葬祭殿が作られました。カルナック神殿やルクソール神殿、ハトシェプスト女王葬祭殿などが代表的です。また、巨大神殿だけでなく、カラフルに彩られた壁画が今でも残る王や王妃の墓も見所の一つ。あの有名なツタンカーメンの墓も、王家の谷で見つかりました。この他、ナイル川沿いに広がる神秘的で魅力豊かな遺跡を巡るルクソールの旅は、エジプト旅行の醍醐味の1つです。